活用方法が見つからない、
わが家に不要だった家の設計その①ロフト。
今回のブログでは
ロフトのメリット・デメリットと
そのロフトの使い道をご紹介いたします。

わが家は2017年に建売住宅を購入しました。
4LDKの2階建ての戸建てに
夫婦二人で暮らしています。
二人暮らしだからということもあって
部屋も余っていますが、
わが家には活用できていない収納空間がいくつかあります。
その一つがキッチン上のロフトなんです。
●ロフトってどんな部屋?
建築基準法では「小屋裏物置等」と言うそうです。
高さ、広さなどに制限があり、
部屋にはカウントされないスペース。
建設費用や固定資産税が抑えられるので
経費を削減しながら
余った空間を有効に使えるスペースです。
●ロフトのメリット
①天井が高くなる。
ロフトがある部屋は必然的に天井が高くなり
部屋が広く感じられる。
②デッドスペースを有効活用できる。
余っていた空間を
部屋裏部屋、物置として活用できる。
③階数を増やすより経済的。
2階→3階にするよりも
建設コストも固定資産税も安く済む。
ロフトのある部屋は
天井も高く開放感があって
さらに空間も活用できて良いことだらけ。
まさにその通りだとは思うのですが
ロフトがあることでデメリットもあります。
●ロフトのデメリット
①ロフトにあがるのが面倒&危険。
多くのロフトは、階段ではなくはしごがついています。
傾斜のあるはしごに手をかけて登るので、
ロフトに上がるのがけっこう面倒。
さらに、小さなお子様が使うには危険だったりします。
②熱がこもりやすい。
温かい空気は上昇するので、夏は暑い。
また、屋根に近いので外気温の影響を受けやすく、
冬は寒くなるそうです。
③ほこりがたまりやすい。
やはり、部屋ではないので
居心地の良い空間ではないです。
●わが家のロフトをご紹介。
わが家のロフトは
2階のキッチンの上にあります。
ロフトはかなり高い場所にあります…
3畳弱の広さで
小窓も電気スイッチも、コンセントもついています。
便利そうに見えるロフトですが、
やっぱり
はしごで登らないといけないのがネック。
ロフトを収納スペースにするにも
何を持ってはしごを使うのは危険。
しかもロフトへの入口も狭い。
また、温度が安定しないことから
布団や衣類の保管には不向きだと考えられます。
ということで
結局ロフトは使っていません。
ただただ、掃除がめんどう。
掃除機を担いで
あの危なっかしいはしご上るのが大変。
わが家にはロフトは不要でした。
注文住宅の場合は
ご自身で住宅設備の取捨選択ができますが、
建売住宅の場合はそうはいきません。
建売住宅は
よかれと思って設計された仕様が
実は使い勝手があまりよくなかったり
必要ないモノだったります。
●結論とロフトの使い道
元から使用目的が決まっていないロフトは
有効活用しにくい。
それでもなんとか
ロフトのスペースを活用できないかと考えた結果、
使用頻度が低く、
カビたり痛みにくいもの。
「思い出の品」
が良いのでは結論に至りました。
写真やアルバム、お子様の工作や絵など。
ロフトの造りや
はしごや階段の仕様によって
使い勝手はもちろん違ってきます。
また、ロフトの有無が
家を選ぶ重要な条件にはなりませんが、
物件を決めるにあたって
いくつかの候補があって悩んでいるのならば
ロフトが本当に必要なのかどうか
甲乙をつける判断材料の一つにはなると思います。
建売住宅の場合は
戸建てなのに(世帯人数も減っている世の中なのに)
使い勝手が悪そうでも
広い収納スペースがあることを優良物件の条件の1つとして
おすすめしてくることも多い。
ちなみに、わが家にはもっと謎の収納スペースがあります。
参考になるかはわかりませんが、
この記事が
今物件を探している方の
何かのお役に立てればうれしいです。